肩こり・腰痛・セルライト・ストレス 針やリフレクソロジーによる自律神経刺激

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肩こり・腰痛・セルライト・ストレス 電磁リフレクソロジーと磁気治療の知識

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肩こり腰痛  針とリフレクソロジー(反射療法)のメカニズム(キムの仮説、フューイの仮説、ロシアでの中心的考え(電磁反射療法の基礎理論))

リフレクソロジー(反射療法)は心臓脈管系を正常化するのに役立つ
 研究者たちは針鍼術と身体器官の応答反応としての反射の概念(リフレクソロジー)を発展させ、既に60年代に、鍼療法心臓脈管系からの反射反応を伴うということを立証していました。
 心臓脈管系からの反射応答の客観的記録は、現代的な方法論(レオグラフによる血液循環機能研究法、体積記録法、オシログラフ、アンギオスコープ)により多くの研究者が発表しています。これらの計測器により、反射点(経穴、BAP)への針療法は大脳皮質の心臓や脈管系への基本的反応プロセスを正常化することが立証されています。

腰痛などの痛みの緩和に使われるリフレクソロジー(反射療法)は、脳の網様体と関係している
 またロシアでは、針鍼術の効果と脳の網様体の関係について研究もなされています。(網様体は、大脳皮質に影響し意識レベルの調節に重要であるといわれ横紋筋の緊張や反射活動の制御に関与していると考えられています)

針による経穴刺激と体液やホルモンの作用
 針鍼術による体液やホルモンのメカニズムには多くの研究者が注目していて、経穴への刺激により生理活性物質(ヒスチジン、ヒスタミン)や生理刺激物質が生成されることを1959年にG.N.カッシーリ(1959)が指摘しています。
また次に述べるキムの説は、研究者に大きな影響を与えています。

キムの説
 針鍼術の伝達物質の問題はS.S.キム(1976)の研究によって発展しました。
 針鍼術による局所損傷によって発生した化学伝達物質は、体液ルートに沿って末梢の情報を自律神経中枢に伝えることができます。
 針鍼術による作用のもう一つの経路は、自律神経の反射を媒介として自律神経中枢へと伝えられるものだと言います。
 キムの発表によって、70年代後半には免疫学・生化学の領域で広く研究が行われるようになり、針鍼術の作用モデルが完成するに至っています。これは特に免疫学的疾患の治療に貢献しています。
 「3’,5’‐アデノシン一リン酸」(サイクリックAMP)(シュザーランド,ロール,1957)とその『二次メッセンジャー』としての役割(神経ホルモンのアドレナリンを促進する)が発見され、また『二次メッセンジャー』機能を持つ環状「3’,5’‐グアノシン一リン酸」(サイクリックGMP)(アセチルコリン作用を促進する)が解明されたことによって、針鍼術の作用の二次メッセンジャーとして機能する2つの伝達物質(環状ヌクレオチド)が明らかにされました。これらの発見は針鍼術研究の発展において最も重要な段階であり、『陰陽』の概念の欠点をある程度補うものであるとされています。
 キムの仮説によれば、局所組織の損傷は連鎖反応を呼び起こし、一次化学伝達物質を形成します。針鍼術の作用はヒスタミン、キニン、プロスタグラジンE、セロトニンなどの伝達物質により体液自律神経反射経路を経由して視床下部自律神経中枢に影響を与えます。アドレナリン受容体やコリン受容体の免疫担当受容体は、興奮の種類によって交感神経ホルモン(カテコールアミン(ストレスホルモン))あるいは副交感神経伝達物質(アセチルコリン)を通じて活性化します。また細胞内のサイクリックAMPあるいはサイクリックGMPの数を変化させ、組織の損傷による炎症などの免疫学的過剰反応を抑制します。
 即時過敏反応型の肥満細胞(マスト細胞)が、対象となる器官を左右できるのは、内部および外部環境の作用に対する反応の速さと機械的、熱的、化学的、生化学的刺激、酵素刺激などの多様な刺激に対する感受性を持ち、肯定的にも否定的にもどちらにも条件次第で効果を与える両義的反応特性を持っているからです。肥満細胞(マスト細胞)の調節機能は、この構造的単純さと小さな作用半径という点においては、中枢神経系および内分泌系のような上位の秩序系よりも優れているといわれます。

 肥満細胞(マスト細胞)の反応の速さは、その活発性と粒化構造によるものです。また肥満細胞(マスト細胞)の量は、中枢神経系が行う血管運動神経の調整(ホルモン系の調整と毛細血液の循環やそれに伴うリンパ液の循環)に依存しています。さらに肥満細胞(マスト細胞)には生理活性物質(ヘパリンや酵素、伝達物質であるセロトニンやヒスタミン、ロイコトリエン等)が含まれており、それらは神経・体液による調整経路が実現されるために必須となっています。これは中枢調整機能が末梢機能に依存していることを良く示しています。
 多くの研究者達が認めるところでは、肥満細胞(マスト細胞)は生理活性物質を異染顆粒の状態で生産・貯蔵し、脱粒化と顆粒換散によってそれを分泌します。その生理活性物質であるヘパリン、ヒスタミン、コンドロイチン硫酸塩、ヒアルロン酸、セロトニンは細胞膜の電位や毛細血管流、脈管壁および細胞膜の透過性などの物質交換に影響を与えます。
 この様にして針鍼術と経穴の領域で明らかになった肥満細胞(マスト細胞)は、針鍼術および電気鍼療法における治癒メカニズムにおける幾つかの側面を解明するための非常に重要な意義を持っています。

リフレクソロジー、反射、自律神経、経絡、肩こり、腰痛、ストレス

フューイの説
 仏のロージェ・ド・ラ・フューイ(La Fuye de,1951-1956)は針鍼術のメカニズムを解明することに重要な意義を提示しています。
 彼は鍼療法のメカニズムの問題を二つに分けて考えました。第一の問題は器官・神経・皮膚の相互関係についてです。第二の問題は皮膚・神経・器官の反応についてです。
 彼は器官・神経・皮膚の相互関係は胚形成の観点から十分に説明されると考えています。
 皮膚と神経系は共に外胚葉から発生したもので、内部器官の神経系との連携・神経系を通した皮膚系との連携は、神経が成長する中で器官へ根を降ろせば確保されます。
 神経支配および諸器官との関係は、主に神経が集まって束になっている神経節の種類によって形成され、身体器官の発達の度合いに応じてかなり複雑化していき、器官への神経支配経路をわかりにくくしてしまいます。そして成長と発達に応じて、この支配関係は『相互連関ライン』(経絡)を組織していきます。フューイによると、この神経組織(神経節、神経叢)と神経・脈管組織を経由する内部器官と人体の上皮の相互に関係した経路(『生命ライン』)が古代中国の鍼療法針灸療法)で体系化された経絡であるとされています。
 内部器官から発生する活動電位としての神経インパルスは、離れた個所へ影響を及ぼします。神経インパルスは、ほかに、脈管壁の電位や誘導体としての血液・リンパ液を経由しても伝達されます。
つまりこの電気エネルギーの流れは、生理的状態と対応する皮膚領域に大きな影響を与えます。
 フューイの考えでは、このことは『生命エネルギー』(気)に基づき理解する必要があるとされています。『生命エネルギー』(気)とは中国で起こった考えであり、その影響力は針療法の基本的作用として考えられているものです。
 フューイは、相反するパルスを頻繁に発生し導く自律神経系(交感神経および副交感神経)が身体組織に2系統存在することが、2つのエネルギー形態『陰』と『陽』についての学説を説明していると考えています。これらのエネルギーは、『循環組織』を発生源とする陽極電位と陰極電位として、特に皮膚上に現れるとされています。加えて強調されていることは、皮膚内部における電気イオンの運動として、主として表皮から内部へ、マイナスに帯電した表皮からプラスに帯電した深層へと向かうと考えています。
 フューイは、皮膚・神経・器官の反応を調べるに従い次のように考えました。「皮下に挿入された針は、神経が張り巡らされた毛細血管を破壊することで刺激が呼び起こされ、その刺激が身体器官のストレス反応を抑制する、そして破壊された細胞の分解物が刺激継続時間を延長させる、また一定の痛みを伴う鍼の挿入は、2つの感覚が同時に現れた場合、強い感覚(針の挿入)が弱い感覚(反射的、皮膚痛覚過敏症)を鎮静することで無痛覚化作用を発揮する」
 フューイによると針療法が及ぼす身体器官への影響度合いは、離れた個所から一定の経路に沿って対応する身体器官へと流れるパルス電流によって定義され、そのパルス電流が流れることで弱刺激の作用法則に従い、一定の神経節とそれに支配されていた内部器官が『解放』(正常化)されるとしています。(この考えに沿ってネボトンシリーズの高血圧用クリトン-Kは作られています。)
 針治療の炎症性刺激作用により形成される細胞分解生産物やヒスタミン系の物質は、内分泌系組織や細網内皮組織を刺激することによって身体器官の保護能力を高め、外部・内部の影響に対し適応力を強化します。

現代のロシアでの経絡に対する中心的考え
 肩こりの解除などに使われる針による微細な外傷は中枢神経系の支配機能部へ作用する電位を導き出します。この電位は各中枢の細胞レベルで一定の細胞組織を脱分極化し興奮を鎮めます。
 現代医学の観点から見ると人体における局所と器官の連携のあり方は多様で一見統一性がないようにみえますがそうではありません。この連携とはリンパ管・血管系、特に神経系を経由した内部器官的・内部組織的結びつきで、その中でも神経系が主要な役割を担います。神経系は指向性を持ち迅速な伝達を行います。
 経絡とはリンパ管・血管・筋肉・神経叢・脊髄・大脳に絡みながら内部器官へと向かう、体内に張り巡らされた伝達経路であると考えられています。またこの組織は神経系よりも更に重要度が高く、また系統発生の過程において他の系統を従わせる高い指向性を持つと考えられています。(ニキーフォロフ、1976)

 最近の20年間、世界各国で多くの臨床医師および学術的協力者らは針療法や反射療法(リフレクソロジー)の近代化をはかり、技術の発展の実を結んできています。この発展を促進したのは、心臓・脈管系疾患や各種神経系疾患の治療において針鍼・反射療法(リフレクソロジー)のメソッドが認められたからです。

 ネボトン社のバイオコレクターMK37.2LUXや高血圧対策のつぼ治療用に開発されたクリトン-Kは、まさにこのような人体の反射仮説の上に開発された電磁リフレクソロジー製品です。

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