ディスポーザーの振動防止技術

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番外編-ディスポーザーの防振技術について

ディスポーザーの本格屋


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ディスポーザーの防振対策(サイレントタイプ)はどのようにするのか?防振ゴムを中心とした対策 インターネット上では根拠もなく都合のいい適当な数字ともっともらしい比較図などを作って売り込んでいる事業者や商品のブランドラベルを張り替えたり幅広のアダプターを付けて撮影してと特別な製品のように見せて販売している事業者がいてインターネット上はとてもひどい状態です。(disposerのURLや店名を名乗っているところがほとんどのようです)。

現在、アナハイムマニュファクチャリング社のディスポーザーに防振(サイレント)機能を導入して販売しているのは弊社、本格屋だけです。楽天やアマゾンの弊社サイトレビューではサイレント機能の評価が高いようですが、本来、高出力ディスポーザーでも最低弊社ディスポーザーのレベルの音や振動に抑えたいものです。騒音対策でもありますが、キッチン自体を何十年も正常な状態で使い続けるために防振対策は重要なのです。
消費者の方にこれらのきちんとした知識を持って頂くために少しずつデータを公開してまいりたいと思っています。


米国製ディスポーザーを扱う日本の販売業者は自分で使わないこととセールス時に特に有効と考えていないために音と振動に関心がありません。一方、マンションのデベロッパー・ゼネコンは建物の音の伝達をコントロールできない(どこから音が伝わるかわからない)ために極端に振動と音に気を使い、その為、処理能力のないディスポーザーを導入しがちです。



米国製のディスポーザーを販売している事業者のほとんどは、男性で自分で毎日ディスポーザーを使っている方は少ないです。現在はまだ消費者にディスポーザーの知識が少ないために、販売を促進する要素とは考えておらず音と振動の問題を大きなものと捉えていないことが多いです。ですので、シンクの上の食器がディスポーザーを使う都度ガチャガチャ音を立てて移動したり、シンクが共振して波打ったり、ディスポーザーがお尻を振ってキッチン全体が揺れるなどの現象は使い方の問題だと説明されていることが多く、実はディスポーザーは高出力の製品であっても元来は比較的静かな状態で使える製品であるとは認識されていません。
一方、ディスポーザーシステムという建築物として高層マンションにディスポーザーを導入する場合の「ディスポーザ」はデベロッパーやゼネコンの気にする音の問題でトラブルにならないようするという目的のため、ディスポーザ(国内の家電メーカーのディスポーザとアメリカのエマソン社が日本用に作ったAC105ディスポーザ)は出力(消費電力)が300ワット以下のいわゆるアメリカで1/3馬力と言われる低価格帯の非力なモーターを採用しており騒音と振動は出ないが、処理能力もなく噛み込み(ジャミング)を頻繁に起こす製品を販売しています。お味噌汁を流すだけならこれで良いのですが、骨、生皮、キャベツの芯、梅干しなどの種、魚、貝殻、玉子の殻、古い餅などが処理できずに生ごみの30%はごみ袋で捨てている状態です。これでは本末転倒で、町から腐敗物を一掃して病原菌を媒介するネズミ・カラスを減少させる衛生上の問題や水流で腐敗物を一か所に集めて微生物処理をしてリサイクルするという目的から大きく逸脱したものとなっています。
汁物だけでも流せれば、生ごみ処理は今までよりずいぶんと良くなったと感じられるようですが、本当のディスポーザーの目的とは離れたものになってきています。

米国ディスポーザーの音がうるさい理由

いろんなところで述べていますが、日本のキッチンはシンクの槽が大きいほうが好まれ、このタイプのキッチンを工場で大量に自動生産するために、ステンレス(SUS304)板の厚みを0.7mmとしています。そのため「量産品は必ず0.7mmの薄いステンレス板」を使っています。0.9mmなどの厚みになると工場のラインで製造できないため手作りの特注品となります。
一方アメリカのシンクは槽が小さくその代り2槽に分かれステンレス板の厚みは「1.2mm」という場合が多く、大変頑丈にできています。
このキッチンの差が、米国製のアナハイムマニュファクチャリング社のディスポーザーを取り付けた場合に日本では「キッチンの上の食器が浮いて移動するほどの大きな振動や80デシベルに届くほどの大きな音が発生する原因となっています。日本の量産品のキッチンシンク(ホーロー製や人工大理石は日本製でも問題は起きません)は、米国製のディスポーザーをつけると必ず大きな振動が発生します。特に洗い桶にたまった水をディスポーザーを稼働させたまま一気に流したりする場合には、ディスポーザーの振動とシンク自体の振動が共振して増幅され「キッチン自体が波を打つほど揺れる」ことがあります。モーターの回転数の遅いISEディスポーザーの場合は、8-10Kgの重量があるため空回しをしているときは静かに見えますが、一定の負荷以上のごみと水が流れ込むとディスポーザー自体がお尻を振ってキッチン全体がギシギシと音を立てて揺れるほどになります。これがシンクを微妙に変形させたりプラスチック部品を割って水漏れを起こしたりします。

米国ディスポーザーに防振システムを組み込まないで使ってはいけない。

ですから、防振対策を講じていないアメリカ製ディスポーザーをそのまま日本のシンクに取り付けると「そのディスポーザーは欠陥品じゃないのか?」と昔から疑われてきたのです。他に選択肢がなかった時代でしたらそのようなディスポーザーでも利便性や衛生的な利点が勝ち採用されたのでしょうが、現在では防振技術は十分発達しているので、何かの対策を講じていない製品は欠陥品と見なされても仕方ないでしょう。(弊社の場合は、本体のクッションマウントを「高比重防振マウント」に交換し、さらにシンク排水溝接続部分に「防振アダプター」を採用して2段階で振動と騒音を抑える仕組みを取り入れています。更にシンクの底部にダンパーと呼ばれる制振シート張ることもあります。これは後程説明いたします。)


アナハイムディスポーザーの場合

弊社はアナハイムマニュファクチャリング社の輸入元ですので以下では、アナハイム社のディスポーザーに絞って日本で使う場合の防振対策について述べます。

アナハイム・ディスポーザーはシンク接続部のシンクフランジとモータのついている本体との接続部にクッションマウントという分厚いゴムが入っています。この目的は、処理室で生ごみを処理しているときの振動がシンクフランジ部に直接伝わらないようにしているものです。弊社は独自に開発した「高比重防振マウント」を通常のクッションマウントと入れ替え防振型アナハイムディスポーザー(サイレントディスポーザー)として名前の末尾にSの記号を入れています。
この素材は単なる防振ゴムではなく、強い衝撃が来てもゴムが変形しない高比重の防振素材を使っています。これは、ビルの基礎部分に使う免震技術の積層ゴムの考えに似ています。積層ゴムはゴムとゴムの間に鉄板を何層もいれゴムの変形を防いで大きな振動が伝わるのを防いでいます。高比重防振マウントには、重たい粒子が混ぜ込まれていて鉄板と同じように変形を抑え、振動をカットします。


本格屋のアナハイムサイレントディスポーザーの防振機構
ディスポーザー本体の防振クッションマウントとシンク接続部の防振アダプターの2か所で大きな振動を吸収しています。さらにシンク底部に下からダンパーを張りシンクの揺れ自体を抑えることもあります。

ディスポーザー防振構造



高比重クッションマウント防振の仕組み
高比重防振マウントの秘密



防振ゴムとはどんなものか
ところでこれらの技術の元である防振ゴムとはどんなものか動画を見てみたいと思います。下記は防振ゴムと通常の天然ゴムのボールを同じ高さから落とした場合の違いを動画に収めたものです。もう一度防振ゴムのボールだけを落としています。衝撃を吸収して全く跳ねないことがわかります。特殊なゴムで製造メーカーも限られ今でも高額な素材です。本格屋ではこの防振ゴムに特殊な比重の高い特殊な材料を混ぜて生成しディスポーザーに組み込んでいます。組み込んだディスポーザーはサイレントディスポーザーまたは防振型と呼んでおり型式の最後にSの文字をつけています。例えばシンクマスター750S、ウエストキングWKI2600Sなどです。






振動の防止はどの周波数帯の振動を取り除くか見極め、その周波数とエネルギーを除く防振ゴムを採用し硬度や混合物を調整してゆきます。難しいのは排水が触れる部分にあるので温度変化、水、塩分、油、洗剤などが触れても大きくは性能を損なわず3年程度は同程度の性能を維持できるようにしなくてはならない点です。弊社採用の防振クッションマウントの場合、初期性能は3年程度から減衰しますが、通常のクッションマウントよりもはるかに振動防止効果は持続されています。(もちろん定期交換が最も推奨されます)。
振動周波数のグラフを見ると明らかに0-2000Hz辺りの周波数帯の振動が多いことがわかります。(もう少し周波数を広げて捉えると0-4000Hz)(人の可聴域は20-20000Hzです。)ここを取り除き全体の振動周波数をより低周波に移行させれば静かになり人の感覚には気にならない周波数に近づきます。体感的には一層静かになったと感じます。

シンクマスター950の振動周波数


下記のディスポーザーの騒音測定方法はGE(米国ゼネラルエレクトリック社が社内基準で採用している方法を使用しています)

シンクマスター950(ウエストキングWKI3300)でキャベツを粉砕した場合の騒音レベル
騒音レベルは瞬間的に82dbA(大変うるさいと感じるレベル)まで上昇しています。ほとんどの処理が終わる15秒後から70秒あたりまで72dbA(サイクロン掃除機(強)の音レベル)でその後57-70dbAの音を発生させています。
シンクマスター950騒音


防振対策(2段)を講じた場合
瞬間的に63dbA(ややうるさいレベル)まで上昇しますがその後なだらかに減衰し55dbA辺り(洗濯機レベル)で安定します。
シンクマスター950防振・騒音

2段の防振対策を講じたアナハイム・サイレントディスポーザーは利用時間の短さやコスト、取扱い安さを考慮すると現状で満足できる範囲に仕上がっています。但し、騒音や振動対策を考えていない集合住宅の室内での騒音レベルからは尚一層の振動と音の低下をする必要があるケースが考えられ今後の課題です。
バイクなどで使うサスペンション(金属バネや空気バネ)と防振ゴムを複合的に用い更に振動を低下させることはできますが、コスト的に見合わないため現在は防振ゴムを中心とした防振対策を採用しています。更にはコンピュータで制御するアクティブサスペンションも将来的には考えられます。


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